脂肪腫とアテロームの違い
sponsored links
脂肪腫とアテロームは異なるものです。
そもそも脂肪腫とはどんなものなのでしょうか。
脂肪腫は、脂肪組織からなる良性腫瘍で、薄い皮に覆われていて、コブとなって皮膚上に現れます。
痛みはなく、皮膚と筋肉の間で見つかることが多いそうです。
また、筋肉と筋肉の間や骨の上、骨の中のように深い場所に出来るようです。5㎝以上の大きさになると、悪性腫瘍に転移している恐れがあり、5㎝以上の大きさになった場合は、手術の前に鑑別を目的として、組織を採取する手術を行います。
このことから、
脂肪腫は脂肪の塊であることに対し、アテロームは古い角質や垢などの老廃物が溜まって出てくるものであり異なります。
さらにアテロームは皮膚のすぐ下に出来ます。
アテロームの中身にも脂は含まれるが、これは脂肪ではなく皮膚から出る脂の塊です。
アテロームは悪性に転移することはありませんが、ごく稀に癌化する場合があります。
また、摘出された物自体に決定的な違いがあります。
脂肪腫は全体が黄色い膜でおおわれています。
そしてアテロームは全体的に、肌色に近い白と赤色が混ざったような皮で覆われています。
また、皮膚の上から圧迫した時に、脂肪腫であれば脂肪の塊の状態なのですが、アテロームは圧迫し袋が破けるとドロドロした液体が出てくるようになります。
違いをここまでお話ししておきましたが、どちらも共通して言えることがあります。それは、どちらも大きくなっていくという事です。後々摘出となると、傷跡が残る確率は増えますので、
小さいうちに摘出することをお勧めします。
PR
sponsored links
Post your Comment
sponsored links
関連記事