アテロームに関する説明
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傷口の手当を怠り、そこから黴菌が入ると脂肪の塊が皮膚と骨の間に蓄積され、少しずつ大きくなります。これを医学用語では粉瘤もしくはアテローム(またはアテローマ。以下、アテロームといいます。)といいます。よくできる部位としては背中、首、膝・肘、頭等があります。通常痛みはありません。一般に臓器系の癌が表面化し、見た目にも分かるようになると末期と言われますのが、それと区別するためのもっとも簡単な方法は、塊を摘んで、左右に動かしてみてください。アテロームの場合は、上下左右に動きます。これは癌と違い根が無い証拠です。基本的には人命にかかわるものでないため放置しておいても問題ありません。しかしちょっとした軽装でも一目でわかる大きさになると、外科的手術で切り取ってしまった方がいいでしょう。この場合、単に隆起した部位のみでなく、感染の影響を考慮しその周囲の組織も取ります。ところで非常に上手に自分の髪の毛を切る知人がいます。実は未だに内心疑ってはいるのですが、その彼が7~8年前、頭皮に傷を付けたことが原因でアテロームができ、拳の半分の大きさにもなったらしいのです。そうなるとさすがに頭の皮膚が突っ張るような感じになり、見た目にも違和感を与えるまでになったため、外科手術で取り去ったという話を聞きました。そういえば父は背中にできていました。そう考えますと、比較的簡単にできるのですね。ですが、痛みや命に別条はないからということで放置しておく例も多い症例の一つなんですね。しかしいずれ切ることになるのは確実なようですから、傷口が小さい内に施術したいものですね。
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